2016年11月23日水曜日

予備校に通うべきか否か

みなさんこんにちは。

11月もあと残すところ2週間を切りました。
今年もあっという間に終わってしまいます。

今回は、公務員試験を受験するにあたり、予備校に通うべきか否か、という観点からひとつ、記事を書きたいと思います。

私自身はというと、TACという予備校に通っていました。TACは様々な資格試験対策事業を行っている予備校であり、実績も豊富だと思います。
(私はTACの差し金ではありませんので悪しからず…。)






予備校に通うメリット

1.試験に出るところを効率良くインプット、アウトプットすることができる。

予備校には、過去の試験のデータが豊富に揃っています。さらに、予備校の講師は問題製作者がどのように問題を作成するかといった、製作者側の視点も持ち合わせていることが多いため、講師の授業に出て復習をするだけでも独学と比べて大きな効果を得ることができると思います。


2.同志がいる

予備校に通って毎日自習室に通っていると、おのずと毎日顔を合わせる人が出てきます。言葉を交わさずとも、同じ教室で毎日見かけるわけですから、意識してしまうのは人間としてごく自然なことでしょう。
その中で、ライバル心もでてくるため、独学で行うよりも予備校に通った場合、競争心が生まれ、成績が上がるという結果に結びつきやすいでしょう。


3.定期的にミニテストがある

私が通っていたTACでは、定期的に科目別ミニテストがあり、中には上位者が掲示板に発表されるミニテストもあります。
また、校内模試などもあり、これは上位20名ほどが張り出されるので、自分が今どのレベルにあるのかを知ることができます。

自分のレベルを知ることは、公務員試験を戦う上でとても大切なことであると思います。
校内でどれくらいの位置にいれば志望先に合格する望みがあるのかを、講師に尋ねてみましょう。
そうすると目標も設定しやすくなり、モチベーションもあがると思います。


4. 自習室を使う事が出来る

予備校には自習室が併設されている事があり、自習室を使用する事ができます。自習室では受験生たちが自習しているため、集中して勉強する事ができます。
自室で勉強していると、周囲の目がないのと、勉強道具以外のものがあるために気が散ってしまいます。
自習室に座り、勉強しかする事がない状況を自ら作る事で無駄な時間を過ごす事なく集中して勉強する事ができます。


5.二次試験以降の対策をしてくれる

一次試験の合格者向けに、二次試験対策を行う予備校は多いと思います。私が通っていたTACでは、過去の合格者から集団討論や面接でどのようなことを聞かれたかのアンケートを取っていたりするため、データが豊富でより実践的な対策を練ることができるでしょう。面接や集団討論は、練習するのとしないのでは本番に出せる力がおおきく違ってくると私は思います。




予備校に通うデメリット

1.お金がかかる

予備校に通うには、テキスト代を含めた授業料を予備校へ支払わなければなりません。
授業料は決して安いものではありませんし、学生の場合まとまったお金を支払うには貯金がなければなりません。各予備校には教育ローン制度や分割払い制度などを設けている場合もあるので、希望する予備校へ問い合わせてみるとよいでしょう。


2.社会人の場合、仕事と両立できるか不安

あなたがもし社会人で仕事をしている場合、仕事と受験勉強の両立が可能かどうか、一度よく考えてみる必要があると思います。
公務員試験と言っても様々な試験があるので、自分の志望する試験のレベルなども併せて考慮するとよいでしょう。
一般に、一次試験突破者の過半数はおそらく、一年かけて毎日8時間〜10時間は勉強に費やしていると思われます。
アルバイトなら努力次第で多くの勉強時間を確保することは可能かもしれません。しかし正社員として仕事をしている場合、残業することもあるでしょうし、仕事的にも大きな責任を抱えて業務をしているので、どうしても受験勉強に精力的に取り組むことはよほど固い意志と熱意がなければモチベーションを保つことは難しいはずです。
私の場合、仕事もアルバイトもせずに朝から自習室へ行き、黙々と勉強していました。


3.仕事をせず予備校へ通った場合の収入源

不労所得を得ることができる方を除いて、おそらく収入の減少は頭を悩ます問題となるでしょう。
予備校のみに通う場合は、一年間働かずとも生活できるくらいの貯蓄がないと不安だと思います。二次試験間で考えると、スーツは現在持っているもので良いですか?もしかするとほつれていて新しいものを新調しなければならないかもしれません。
一次試験突破はあくまで第一関門であるということを忘れてはなりません。
内定を頂くことが最終目標なのですから、しっかり計画を立てて勉強に取り組む必要があります。



いろいろ書いてきましたが、今の所ざっと思い当たるメリットやデメリットは上記のような事項です。
後日、アイデアが新たに浮かび次第、追記していこうと考えています。
受験者の皆さんの力に少しでもなっていれば幸いです。
以上、「予備校に通うべきか否か」という題で書いてみました。






2016年11月13日日曜日

国立大学法人から内定を頂くことができました。

みなさんこんにちは。
2016年10月初旬、国立大学法人より内定の通知を頂くことができました。
そして、私は内定を承諾し、11月現在、大学事務職員として働いています。

独学ノートと題してブログを開設したものの、全く更新することができていなかったことを反省しています。
国立大学法人は平成十六年の法改正により、公務員ではなくなりましたが、それに準ずる職種であるとの認識より、ブログの題はそのままに、これから公務員試験を受験する方にとって参考になるよう、私の勉強方法やノウハウなどを書いていこうかと考えていますので、目に止まった方はお立ち寄りください。

新人として、これから覚えるべきことや問題点など、様々な部分が見えてくると考えています。
日本を根底から支え、繁栄に寄与する国立大学の果たす役割は大きいと考えているので、大学に関するトピックなども併せて、本ブログで紹介していけたらと思います。


そこで、読者を2タイプに分けて、書いていくのが良い気がしています。


1.大卒で公務員試験の経験有りの方

大学受験も経験し、公務員試験も経験が有る方に向けた記事を書こうと思います。国立大学法人の一次試験はマークシート方式で、センター試験と被る点も多い為、大学受験をセンター試験で受けた人はある程度その恩恵を得ることができると思います。
なので、予備校に通うべきか、独学でも良いのかといった観点から、私なりの考えを述べます。


2.大学卒でなく公務員試験の受験経験なしの方(いまから受験を考えている方)

公務員試験の教養試験範囲は高校までの範囲なので、高校生のときによっぽど怠けていなかった方であれば、集中して取り組むことで一定の成果を得ることは可能だと考えています。しかし、自身が大卒の為、バイアスのかかった見方をしてしまう恐れがあるため、2に関しては今後検討し、書くかどうか決めたいと思います。


勝負するからには、まずは己を知り、敵を知らなければいけない。その為にはまず、やはり様々なテキストや対策本にもあるように、「過去問をやってみる」のが良いと思います。


ここからは余談ですが、私の人生これから先もずっと勉強と実践なのだろうな、と考えるようになってきました。ずっと勉強、時間もかかるだろうから、効率よく吸収したい。効率、現代社会って、ほんと効率が求められる社会だと思います。それが良いことなのかどうかはいざ知らず。でも同じことを少ない時間で行うことができれば、それは少ない時間でできた方が良いようにも思います。


以上、報告も兼ねて、今後の更新内容についての今時点での考えを書いてみました。











2015年3月9日月曜日

国家公務員試験の事前登録が4月にはじまります

みなさんこんにちは。
2015年もはや3月ですが、4月1日には公務員試験の事前登録がはじまります。
勉強の進み具合はどうでしょうか。

大学在学中のひと、既卒して浪人中のひと、社会人のひと、それぞれだと思いますが、今年もまた狭き門である試験が次々スタートします。

公務員といっても様々で、国家公務員から地方公務員、公社なども含めると結構多いと思います。
ただ公務員になりたいから試験を受ける。それはそれでいいのかもしれません。
だんだん面接重視になってきているとはいえ、まずは1次試験を突破しなければ意味がありません。
また、試験に受かる人というのは、一年をとおしていくつかの試験に最終合格するというのをよく聞きます。

しっかりと実力をつけて、試験に挑みたいですね。

既に社会人の方は、十分な学習時間を確保することができずに苦戦を強いられているかたも多いとおもいます。
社会人しているだけで、働いている場所で起きる様々な問題に取り組むだけで精一杯かもしれません。

自分なりの勉強スタイルを工夫して確立し、習慣化することができればおのずと合格は見えてくるかも、と考えています。
そんなに甘くない、という人もいるかもしれませんが、現状、労働と勉強を両立していくのは結構難しいと感じています。

習慣化、という側面からいうと、たとえば朝の90分を勉強に費やすとして、それを毎日続ければ365*90=32850(分)
時間にすると547時間にもなります。

大学卒試験だと科目もかなり多くて大変ですが、時間の使い方と効率の良い方法を考えることがとても大切になることでしょう。

今後、このブログではそんな方法を考えて実践していけるようにしたいと思います。
使用している参考書やアプリなども紹介できればいいなと考えています。

更新頻度が少ないのですが、今年はもう少し更新できればいいなと思っているので、ご縁あってこの記事をご覧になった方の為になる情報を少しでも提供できれば嬉しい限りです。



2014年4月14日月曜日

会計学(一般原則)

みなさんこんにちは。

公務員試験を受験しようと考えている方は、5月には総合職の試験が待っていますね。
体調を整えて、自分の実力を発揮することができますよう応援しております。

今回は会計学一般原則のテーマから、出題のポイントをまとめます。


まず、会計学における一般原則とはなにがあるのか、ということですが、6+1=7個あるということです。厳密に言うと、一般原則は重要性の原則を含みませんが、セットで覚えておくと良いでしょう。
この+1の1にあたるのが、重要性の原則
出題ではよく、"重要性の乏しいものについては、簡便な方法での記録も許される。"のような形で出題されることが多いようです。
また、この重要性の原則によって生じた簿外資産と簿外負債は、許されるということです。(逆に、架空負債と架空資産は許されない。)

今度は6+1の"6"にあたる部分を見てみましょう。
真実性の原則、正規の簿記の原則、資本と利益区別の原則、明瞭性の原則、継続性の原則、保守主義の原則、単一性の原則、以上の6つの原則があります。
各原則の内容は、今回省略します。


過去問などを説いていて感じたことは、各原則に絡んだ問題が提出されており、特に選択肢に入りやすいと思われるのが、"継続性の原則に関して、会計処理の方法を当該期に変更可能かどうか(適正な理由に基づいて変更可能)"、そして"単一性の原則=実質一元・性質多元"などは頻出な箇所なのかと思いました。
また、真実性の原則という名がついている原則ですが、ここにいう真実性とは、絶対的な真実ではなく、「相対的な真実」であることにも注意が必要です。

保守主義の原則で重要になるのは、おそらく定率法と定額法による減価償却費の計算方法だと思われます。
どちらがより、保守主義よりかということが頻繁に問われています。(定率法がより保守的)

保守主義の原則という原則がありましたが、これによって将来予想される損失を考慮した会計処理をしなければなりませんが、保守主義の原則を厳格に適用しすぎると、またこれダメな会計になってしまう。
そして、一般原則に重要性の原則は含まれない。

問題の出題のされ方として感じたのは、7つある一般原則を入れ替えて説明する選択肢が登場すること、また、重要性の原則があたかも一般原則であるかのような選択肢は間違いである。あくまで重要性の原則とは、正規の簿記の原則の注解という位置づけでしかないということは覚えておく必要があると思います。



会計学(資産会計)

みなさんこんにちは。
今回も会計学です。

会計学の資産会計に関する問題を解き、ポイントだと感じた箇所を少しまとめます。
このメモは随時、書き足していこうと考えています。

まず、重要になるのは"資産の評価基準"という基準を覚えることではないだろうか。
前回、会計の一般原則7つ(真実性の原則、明瞭性の原則、保守主義の原則...など)が重要であったように、この資産会計でも、資産を評価するときに基準となるものを頭に入れておく事が大切になる気がする。
会計に登場する資産には、資産といっても様々な形態の資産があり、資産ごとに適用する基準が異なるようである。
したがって、この資産にはあの基準を適用する、といった選択肢が度々登場しているようだ。

その基準だが、早速見てみる事にする。
・原価主義
・時価主義
・低価主義
・割引現価主義
以上4つの考え方がある。
ちなみに低価主義は廃止されているらしい。これら4つの主義の特徴(長短など)を覚えておくと、選択肢を切りやすいと思われる。
原価主義に関して言及すれば、原価主義(ちなみに評価基準の原則は原価主義)は取得した資産を取得した時の価額で評価するため、客観的な検証可能性に優れている反面、価額が変動する変動相場制を導入している場合には、不都合な課税がされたりとなにかと不都合が生じる。

イメージとしては、原則的には原価主義を用い、市場価値のある資産については(売買目的有価証券など)時価主義を用い、回復見込みのない著しく価額の低下した資産についての評価は低価主義による、という感じで全体を見ればいいのかもしれない。

資産の会計には、正常営業循環基準と、ワンイヤールールがある。
経験上、結構頻出と思われる。
正常営業循環基準を適用するケースは、ある企業の営業によって得た資産は、まずこの基準に当てはめる。
本営業以外に得た資産は、ワンイヤールールを適用する、という風に覚えておくといいかもしれない。

金融資産はいつ発生するのか、という議論も、出題の多いテーマかもしれない。
発生する時点として、二つの時点がある。
一般的に金融資産における金銭債権は、現実に引き渡しや役務の提供が行われた時点で発生するが、デリバティブ取引など、それ自体を資産とする性質を持っているものにたいしては、契約を締結したときに発生する。




2013年11月4日月曜日

このブログについて / マクロ経済学 45度線分析

こんにちは。
このブログでは、公務員試験の過去問を主に解いていこうと思います。
一時期、公務員を目指して勉強していたので、そのとき得た知識の定着を図るものにしたいです。

今回はマクロ経済学から、45度線分析の問題を解こうと思います。

このブログに載せるのは、penultimateというアプリを使用した計算過程やポイントにしようと思います。

[問題]  国税専門官H20年度



・デフレギャップが生じていると、失業が生じる。物が売れない→企業は生産を縮小→それに伴い余分な労働者を解雇、というシステムが働く。
なお、古典派経済学では、デフレは価格メカニズムが矯正する。


今回は45度線分析に関する問題をピックアップしました。
学生だった頃は、経済学の先生の話が面白くて結構聞き入っていた記憶があります。
マクロ経済は森と木で言うところの森、に当たるのですが、ミクロも同時にインプットアウトプットできればいいな思います。